2006年度支援家族の半期分の報告です。今回の対象18家族については、3月で6ヶ月間のプロジェクトは終了となります。
オウ・ヒュームさんは、地雷で片足のひざ下をなくし、また病気も抱えているため働けませんが、今回のプロジェクトでは、妻が日雇いの農業労働者としての仕事の傍ら、家畜の飼育を行い収入を増やしました。2匹の豚は病気で死んでしまいましたが、15羽の鶏を販売し、そのお金で木材を購入して新しい家を立てようと計画しています。また、農業労働者としての仕事もあり、毎日2000~3000リエル(約60~90円)を貯金することができるようになりました。支援前と比べると生活レベルは非常に改善されました。
パック・パオさんはDVを受け離婚した女性で、3人の子どもを抱え、先日無事新しい子どもを出産しました。プロジェクト開始時は、DVと離婚という困難から立ち上がれず苦しい日々を送っていましたが、野菜の仲介販売や家畜の飼育などの事業をはじめてからは見違えるほど意欲的になり、安定した収入が得られるようになりました。プロジェクト後半からは、得られた資金を元手にマイクロ・クレジット(低金利の貸付)を行ったことで、貯金も出来ました。3人の子どもたちは近々学校に通うことが出来るようになるそうで、とても喜んでいます。
ユット・ポーンさんは、以前の支援家族で重度の精神疾患を抱えた除隊兵士です。今回のプロジェクトでは、妻と娘が中心となって、ケーキ作りや野菜の販売、家畜の飼育、お米の販売などを行いました。事業の収入から貯金はあるものの、ポーンさんの病気の治療費がかかることと、3月に妻が交通事故と病気のため働けなくなったため、なかなか生活は改善されていません。今後も何らかの形で支援を行う必要があると考えています。
以上、数家族のみのご紹介でしたが、2006年度の支援対象18家族は、これまでに定期的な支援と現地スタッフによるフォローアップなどを受け、自立への道を歩んできました。3月でプロジェクトは終了となりますが、4月以降は、彼らを含めた村全体での問題解決に取り組むことを計画しています。社会的な弱者が村の中で助け合い、自立した生活を持続できるような仕組みづくりを検討しています。今後の報告をご期待ください。
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